逃げられる気がしないハーレー白バイ.....めったに緊急走行しないってどういうこと?
栃木県芳賀郡茂木町にある複合レジャー施設「モビリティリゾートもてぎ」では、ゴールデンウィーク(GW)にハーレーダビッドソン「ストリートグライド スペシャル」「トライグライド ウルトラ」をベースとした白バイが緊急走行するようです。
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この「ハーレー白バイ」が登場するのは、2024年4月27日から5月6日にかけて開催されるGWイベント「わくわくアスレチックフェスタ ~働くクルマ大集合!!~」です。
なかでも注目すべきは、栃木県警や茨城県警、自衛隊や消防の協力のもと、パトカーや白バイ、消防車などが集結する5月4日の「働くクルマスペシャルデー」です。
当日は街中でよく見かける白バイだけでなく、栃木県警の所有するハーレーダビッドソンをベースとした2台の白バイも参加する予定です。
この2台の「ハーレー白バイ」は、2023年2月に栃木県内の会社役員の男性から寄贈されたものです。
それぞれ、ハーレーダビッドソンの「ストリートグライド スペシャル」「トライグライド ウルトラ」というモデルをベースとしており、後者は国内の白バイでは初となるトライクです。
国内で広く使用されている白バイのほとんどは、ホンダの大型バイク「CB1300」シリーズがベースになっています。そこに搭載される1284ccのエンジンは、バイクの中ではかなりの大排気量ですが、今回走行する「ハーレー白バイ」の排気量はそれをはるかに超える1868ccとなっています。
1868ccのV型2気筒エンジンの生み出すすさまじいパワーで追いかけられれば、逃げ切ることは難しそうに思えるかもしれません。しかし、これらの白バイはふだん交通安全啓発などの広報活動に使用されており、実際の取締りやパトロールで使用されることは基本的にないそうです。
そのため、ハーレー白バイは、このようなイベントでしかお目にかかることのできない、希少性の高い白バイであると言えます。
ハーレー白バイが実際に見られるだけでも十分貴重な体験であると言えそうですが、同日15時30分から始まるパレードランでは、この白バイを含む集結した緊急車両が実際にサーキットを走行します。
例年、緊急車両はパレードランにおいて、赤色灯を点灯させ、サイレンを鳴らしながら走行します。観覧する席の場所によっては、ハーレー白バイの緊急走行シーンを間近で見ることができるかもしれません。
ちなみに、翌日となる5月5日の15時30分からは、「働くクルマサーキットラン」も開催されます。街で働くクルマだけでなく、ホンダコレクションホールに所蔵される往年のスーパーカーやスポーツカーも登場する予定であり、子供から大人まで幅広く楽しめそうです。
GW期間中には、そのほかにも3歳から小学生までを対象としたポケバイ体験や、全日本チャンピオンによるトライアルデモンストレーションなど、さまざまなイベントが予定されています。
また、2024年3月にリニューアルされたモビリティリゾートもてぎ内の展示施設、ホンダコレクションホールでは、3歳から中学生までを対象にホンダジェットのコックピット体験も開催されます。
※ ※ ※
都心からモビリティリゾートもてぎまでは、高速道路を利用しておよそ2時間で行くことができ、日帰りでも十分楽しめそうです。GWのツーリングの目的地としてはもちろん、自然体験プログラムやアトラクションも充実しているため、家族とのお出かけ先の候補にするのもよいかもしれません。
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